スポーツ

5歳の子どもがスキーで滑れるようになる、5つの方法

今シーズン(2012)は、5歳の子どもがスキーに挑戦します。

積雪が比較的早く、コンディションは上々。

ゲレンデ中腹から見る、木島平村そして戸狩方面はこの通り、真っ白です。

木島平スキー場 木島平スキー場 木島平スキー場

 

 

さらに、

今シーズン(2013年)木島平スキー場と近隣のスキー場は小学生以下のリフト代が無料です。

親子連れには、朗報ですね。

 

さて、結果からいうと、5歳の娘は見事滑れるようになりました。

昨シーズンから着々と進めていた、スキー習得のための秘策について、まとめたいと思います。

 

1.雪上の楽しみは競争から

ゲレンデや雪遊びを好きになってもらうために、昨シーズンを犠牲にしました。

私自身、スキーもスノーボードも、ゲレンデの上級コースであれば問題なく滑ることができるレベルで、本当は滑りたくて仕方ありません。

しかし、昨シーズン、2回×3日=6日間は、すべて娘のそり遊びに付き合いました。

しかも、真剣に娘のソリと競争するのです。

幸い、木島平スキー場には、800m程度のソリコースがあり、繰り返し繰り返し滑ることにより、スピードにも慣れ、そのうち大人より体重が軽い分、スピードが早くなります。緩斜面でも止まりづらいのです。

10回に1度程度、本気で勝ちにいって、勝ったときには心から喜びます。

残りの9回は悔しがって、子どもを褒め続けるのがポイントです。

 

2.子ども自ら、スキーやスピードに対する好奇心が沸き上がるのを待つ

リフトは、大事なフォローの時間です。

リフト自体が楽しい時間であるように、例えばシートの後の数字を数えて遊んだりしてみてください。子どもはすぐ食い付きます。

木島平スキー場リフト

 

そして、

ゲレンデでスキーやスノーボードをする、子どもと同世代の子たちを指さして、その頑張りを褒めるのです。

木島平スキー場リフト

子どもには、知らず知らずのうちに、スキーやスノーボードに対する憧れが芽生えます。

個人的には、スノーボードよりスキーの方が、足の自由がきく分、習得が簡単なように感じますが、それはお子さんと相談するのがいいと思います。嫌いにならないようにというのが、判断条件だと思います。

 

3.家族以外に宣言させる

おじいさん、おばあさんや、保育園や幼稚園の先生に、子どもは報告します。

その時に、

『次はスキーに挑戦するの!』

と言わせたら、こちらのものです。

難しかったら、ソリで遊ぼうね!くらいのことを言いながら、スキーを履かせてしまいましょう。

 

4.まずはスキー板に慣れる

リフトの乗り降りに慣れると言った方が正しいでしょうか。

スキー初心者で、なにが嫌いかと言えば、リフトの乗り降りです。

逆に、最初に褒める機会が多いのも、リフトの乗り降りです。

木島平スキー場

少しずつ、自信を付けさせるためには、やはり、繰り返し褒めるのが一番なのではないでしょうか。

 

子ども用のストックは、最初は必要ないと思います。

緩斜面の移動中は大人のストックを持たせ、大人が引っ張って滑ったり、子どもが自分で進んだりします。

斜面を滑るときは後から抱えるようにして、スキー板とスピードにひたすら慣れさせるようにしました。

少しずつ、抱えた手を緩めたり、慌てて抱きかかえたり。 これを、ひたすら繰り返すのです。

 

5.一体となって滑る中で、ボーゲンの止まり方と、曲がり方を、身体を通して伝える

ゲレンデで、「ハの字!、ハの字!」と叫ぶ、お父さんを見かけますが、子どもに教える親が、かならず通る経験なんだと思います。でも、よく考えていただきたいのが、

あの姿勢って、普段の生活の中で、絶対にしないですね。

それをゲレンデでやれといわれても、無理だってこと。冷静になれば分かります。でも、ゲレンデでは、「ハの字!ハの字!」って、叫んじゃうんです。

それより、後から抱えながら、耳元で「ハの字で止まりまーす」で伝わります。笑

ターンも、膝を付けることを意識させながら、とにかく一緒に回転することを繰り返しすのです。

※写真には、子どもを後から抱えるようにして滑る親子が、2組写っています。

木島平スキー場

 

1回目3日間を過ごし、その約1ヵ月後のシーズン2回目の初日。その日はやってきた。

おさらいをするように、1本滑り、2本目の途中で、目の前の子どもが自らハの字で止まりました。

 

その後は、唖然とする私を置いて、ストックなし、猛スピードでゲレンデを滑りはじめました。

それ以降、急斜面とリフトの乗り降りを除いては、一度も助けることなく、猛吹雪の中も、春先の重い雪質でも、ストックなしで自分で滑れるようになりました。

後から抱えていた頃がすでに懐かしく、少しさみしくもありますが、目標通りボーゲンを習得したのです。